熱成形用接着剤

インサート成形に最適な気密性が高い熱成形用接着剤

樹脂や金属に塗布することで封止・止水に優れた接合を可能します。

被着体に塗布しておくことでPAやPPS樹脂といった接着困難な基材を接合できる接着剤です。気密性が高く封止・止水に優れているため、インサート部品の液漏れやエアー漏れを防止できます。インサート成形以外の用途でも使用可能です。

特徴

難接着基材への接着

ガラス、金属、樹脂(一部除く)問わずにできます。
融点の異なる樹脂同士の接着も可能です。

  • 金属+樹脂の成形接合・・(AL・SUS・Ti・Cu)+各種樹脂
  • 樹脂+樹脂の成形接合・・ABS+PBT、PC+PBT、PA+TPE etc…

※成形接着できない樹脂:PE、フッ素、シリコン
※上記、接着できない樹脂は弊社取扱い瞬間接着剤+専用プライマーの組合せにて接着可能です。

引張せん断強度
インサート金属成形樹脂応力
(単位:MPa)
アルミPC6.1
アルミPBT10.4
アルミPPS8.2
PC7.9
PBT10.9
PPS8.5
成形樹脂インサート金属応力
(単位:MPa)
PCアルミ6.1
7.9
PBTアルミ10.4
10.9
PPSアルミ8.2
8.5

銅+PPSの引張せん断試験

ヒートショックに耐える気密性

気密性が高く、封止・止水性に優れています。
-40℃~150℃のヒートショック試験を実施しても気密性の低下が認められませんでした。
ポリプラスチックス株式会社様 における成形接着評価事例は下記リンク先をご参照ください。

「LCPやPPSでも接着剤を用いた高気密のインサート成形が可能に現場の作業で低コストを実現できる異材接合技術」
https://www.polyplastics-global.com/jp/approach/20.html(2024年6月17日)

錆び抑制

金属に対して、熱成形用接着剤を塗付した部分は金属の酸化を防止するため錆びを抑制する効果があります。

使用方法

  • 被着体に熱成形用接着剤を事前に塗付しインサート成形(射出成形)にて接着。
  • 被着体に熱成形用接着剤を塗付し貼り合せ固定してから加熱して接着。

お問い合わせ方法

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お客様の要望に合わせたカスタマイズのご対応も承っております。

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